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尾道市議会議員 岡野長寿
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自己紹介
岡野 長寿

おかの ながとし

  • 1958年(S33)1月5日生まれ、現在53歳。

  • 田熊幼稚園、田熊小学校・中学校、因島高校を経て、明治大学法学部卒業。

  • 因島市議会議員3期
    (97~06年)

  • 尾道市議会議員3期
    (06年2月6日から)

  • 日本共産党の議員として活動中。

  • 「憲法を暮らしに生かす」が信条。

  • 趣味は野球、ゴルフ

  • 生活相談所を開設。岡野パンから徒歩3分
住所:尾道市因島田熊町229-1
電話:0845-22-2596
携帯:090-2095-5792

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尾道市議会(総務委員会)が直方市、武雄市を行政視察しました
市議会総務委員会が直方市(福岡県)、武雄市(佐賀県)を視察

10月13日(火)、14日(水)と市議会総務委員会が行政視察を行い、共産党からは岡野長寿市議が参加しました。一日目は福岡県直方市。この筑豊地域はかつて石炭産業全盛期に活況を呈した都市ですが、今では商店街にシャッターが下りている店が多いのが気にかかります。ここでは「防災行政無線が」視察項目。

福岡県の勧めもあって直方市(のうがた)ではいち早く防災行政無線を整備。イザと言うときの連絡体制が完備されました。タクシー無線を連想していただければいいのですが、防災情報は市役所を拠点に公民館や町内会の各責任者に個別に配置されている簡易な無線受信機に連絡が入ります。高齢者など要保護者の自宅にも簡易受信機が設置されています。

市役所自体が被害を受けることも想定し、持ち運び可能な発信機器から各中継地へ連絡することもできます。
町の中央を遠賀川(おんががわ)という大河が流れていることからもいち早くこのような体制を整備したものと思われます。

尾道市では御調地域においてこれに似た通信体制がとられていますが、因島・瀬戸田など島嶼部では取組みが遅れています。

また、防災情報だけでなくコミュニテイ情報も無線許可をとれば利用可能ということで、尾道市内でも、地域によっては老朽化した有線放送設備に代わるものとして、この無線設備をコミュニテイ無線として採用することが有効なのではないかと思いました。

二日目は佐賀県武雄市(たけお)
「がばいばあちゃん」の撮影が行われたことで話題になりました。

ここでは合併後新市長が誕生。経営感覚の必要性を重視する市長が行政組織に「営業部」「がばいばあちゃん係」「レモングラス係」「いのしし係」などユニークな名称をつけています。

視察項目は「行財政改革」「機構改革」「防災行政無線」「いのしし対策」。
公立保育所を5箇所民営にしたことを「行財政改革」の一つとしてあげていましたが、引き受け手は民間の幼稚園経営者だったり、新たにお寺関係者・地域団体の有志が社会福祉法人を立ち上げての引き受けだったり。これまでのような公的保育の水準が維持できるのか、などの検討はなされていないようで心配でした。

尾道でも最近公立保育所を民間に任せる例が増えてきていますが、公的保育に対する責任放棄ではないかとの意見も多くあり、こうした分野では慎重な対応が求められると感じました。

特に広島県では本来行政とは関係が薄いホテル事業やゴルフ場経営に関与し、失敗した事例が大問題になっていますが、一方で本来行政がなすべき福祉(保育)の仕事を軽々しく民間に投げることは、決して「行政改革」ではないと思いました。

機構改革ではユニークな名前をつける(兼任が多い)のは職員の意識改革をねらっているということでこれは理解できました。いのしし係は猪防除・解体・精肉・販売まで関わっているようで尾道市が取り入れるべきことが多くありそうです。

ちなみにレモングラスというのは東南アジア産の草(グラス)、お茶?漢方薬?のような植物で胃腸の弱い方にはお薦め、武雄市の特産品になっています。

                                              以上
by okanonagatoshi | 2009-10-20 13:51 | ● 議会報告