人気ブログランキング | 話題のタグを見る
尾道市議会議員 岡野長寿
nagatoshi.exblog.jp
カテゴリ
自己紹介
岡野 長寿

おかの ながとし

  • 1958年(S33)1月5日生まれ、現在53歳。

  • 田熊幼稚園、田熊小学校・中学校、因島高校を経て、明治大学法学部卒業。

  • 因島市議会議員3期
    (97~06年)

  • 尾道市議会議員3期
    (06年2月6日から)

  • 日本共産党の議員として活動中。

  • 「憲法を暮らしに生かす」が信条。

  • 趣味は野球、ゴルフ

  • 生活相談所を開設。岡野パンから徒歩3分
住所:尾道市因島田熊町229-1
電話:0845-22-2596
携帯:090-2095-5792

メールフォームのフォームズ
検索
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
沖縄での米兵による少女暴行事件に厳しく抗議し、日米地位協定の見直しを求める意見書
 平成20年2月10日深夜、またしても沖縄県北谷町で、米兵による少女暴行事件が起きました。』ひがいを受けた少女・家族の心中を察すると、激しい怒りが込み上げてくる、断じて許すことのできない犯罪です。
 
 沖縄はもちろん、多くの国民が13年前に発生した3人の米兵による少女暴行事件を想起し、改めて憤りを募らせています。この事件発生の翌年から、政府は米兵に対する研修制度を設け、オリエンテーションを実施しており、今年も1月下旬に開かれたばかりです。

 しかし、平成7年以降も米兵の検挙件数は、沖縄でも全国でも、年ごとの変動はあるものの減ってはいません。在日米軍は、米兵の夜間外出を制限する制度を設け、今回もそのことを強調していますが、女子中学生を暴行した米兵は基地外に居住しており、夜間外出制限の対象外でした。

 また、石破防衛大臣は「移転に全力を挙げなくてはならない」とし、沖縄の海兵隊8千人のグアム移転など在日米軍の再編を計画通り進めようとしています。

 ところが、前防衛大学校長らが昨年9月に作成した報告書によると、実際にグアム移転の対象となるのは、海兵隊の指令機能を中心とした3千人で、1万人の実戦部隊は日本に駐留することになっており、この再編によって、今回のような痛ましい事件がなくなる保障はまったくありません。

 警察庁がまとめた米兵や軍属・家族の検挙状況を見ると、ほぼ100%が米軍基地所在地で発生しています。基地あるがゆえに起きている犯罪であることは明らかであります。

 さらに重大なことは、これらの犯罪の仲には、米兵の特権的地位を定めた、日米地位協定に基づいて保護された事例がいくつもあることです。最近では、平成17年12月に東京都八王子市内の路上で発生した小学生ひき逃げ事件で、犯人の米兵は即日釈放されました。「公務中の第一次裁判権は米側にある」との規定が日米地位協定にあるからです。

 また、女性への傷害や性的暴行も目立ちます。米兵に、日本人に対する優越感・占領意識が備わっていることの表れともいえます。

 このような事件が発生するたびに、政府も米軍も「綱紀の粛正」を口にするものの、抜本的な対策を講じてきていません。この種の事件がいつまでたってもやまないことが、そのことを物語っています。

 このような現状を憂い、今回の事件を引き起こした米軍並びに、これまで何ら有効な施策を講じてこなかった政府に対して厳しく抗議するとともに、政府におかれては、日米地位協定を抜本的に見直すよう強く要望します。

 以上、地方自治法99条の規定により意見書を提出します。

  平成20年3月18日     尾道市議会
by okanonagatoshi | 2008-03-19 15:18 | ● 議会報告