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尾道市議会で可決された意見書を紹介します!
2008年 03月 19日
後期高齢者医療制度の凍結と抜本的な見直しを求める意見書
平成18年6月の医療制度改革関連法の成立により、本年4月から75歳以上の後期高齢者を対象とした後期高齢者医療制度が実施されることになりました。 この制度は、75歳以上の高齢者と65歳以上75歳未満で一定の障害のある人を対象とする独立した医療制度で、都道府県ごとにすべての市町村が加入して設立した広域連合が運営を行うこととなっています。 この後期高齢者医療制度では、高齢者に新たな負担が生じることや、低所得者への配慮に欠けることが指摘されています。 さらに、後期高齢者医療が従来の診療報酬とは別の体系に分けられるため、高齢者の受けられる医療が制限されたり、医療内容が低下するなど様々な問題点もあります。 したがって、この制度が実施されれば、高齢者の暮らしと健康に重大な悪影響を及ぼすことは必至であります。 また、保健基盤の安定を図るための新たな公費支出が求められるなど、市町村の財政負担が多大となることも危惧されています。 よって、政府におかれては、高齢者の窓口負担の引き上げや新たな保険料徴収の激変緩和措置にとどまらず、この制度を全面的に凍結し、高齢者に過度な負担を求めることなく、いつでも、だれでも、どこでも、平等に医療が受けられる制度とするよう抜本的な見直しを強く要望します。 以上、地方自治法99条の規定により意見書を提出します。 平成20年3月18日 尾道市議会
by okanonagatoshi
| 2008-03-19 13:51
| ● 議会報告
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