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決算特別委員会10月 岡野長寿市議の論戦!
2012年 10月 17日
自治体本来の役割発揮を!
日本共産党岡野長寿市議が決算特別委員会で質疑 因島市民会館の備品整備を! 因島市民会館には20台のパソコンがありますが、老朽化し、半分以上が使用不可となっている問題で、岡野長寿市議は尾道市の6館の備品購入費の状況を質問し、因島市民会館では5年間にAED自動対外除細動器13万7千550円の支出にとどまっていることを問題視し、備品であるパソコンを今まで通り使えるように、リニューアルを求めました。 理事者は「学校などで使われているパソコンを再利用する形で整備を図りたい」との意向を示しましたが、「時期については明言できない」との態度でした。いずれにしても、しまなみ交流館や向島文化ホールと比べて因島市民会館の備品購入費が著しく低い実態が明らかになり、同市議は「各文化ホールの備品整備に格差が生じないよう活動を継続する」と決意を語っています。 市内6館の備品購入状況 (5年間の合計) しまなみ交流館 25,521,524円 尾道市公会堂 231,050円 御調文化会館 0円 向島文化ホール 33,214,251円 因島市民会館 137,550円 瀬戸田市民会館 42,237,050円 「困ったときの頼みの綱」 生活福祉資金貸付制度の改善を! 「相談に行ってもなかなか貸してくれない」との声を受け、貸付制度が市民の求める「困った時の頼みの綱」になっていないのではないか、その実態を質しました。 23年度の貸付件数は21件と昨年34件とくらべても減少しています。特に緊急小口融資は9件と頼りない制度実態となっています。特に円高造船不況の下、昨年秋あたりからの高齢者の人員整理・解雇が続く中、生活保護受給者が増える中で、本来であればこの福祉資金の貸しつけも増えるはずですが、そうなっていないことに問題が隠されています。 特に窓口が市ではなく社会福祉協議会となっていることから他人事のような感覚があるのではないでしょうか。共産党議員団は市が窓口となる小口貸付制度の実現をとこれまでも求めてきましたが、今回の制度運営の実態はその必要性をますますあぶりだすこととなりました。 この貸付で返済がされず焦げ付きになっているものが何件あるのか岡野市議が質問しましたが、142件中72件はキチンと返済、残りの70件の中の65件も遅れ遅れながらも返済しているとのことで97%が返済ないしは返済中という「健全」すぎる状況です。 「必要な人に貸し付けが行われているのか?」、疑問が残る実態で、「困っているのに貸してくれない」「運用がきびしすぎる」との市民の声に応えた改善が求められています。 同市議は「尾道社会福祉協議会が県に申請をあげたものの中で何件が却下になっているか」追及しましたが市は実態を把握していませんでした。市は市民の目線に立って問題点をえぐり出し、率先して改善の先頭に立つべきではないでしょうか。 高齢者の仕事確保、拡充を! 岡野市議は千光寺公園清掃業務委託料について質疑し この仕事発注で1日20人、年間4320人の高齢者の仕事が確保されていることを明らかにした上で、「高齢期における市民生活の安定をはかるために社会政策的な観点から実施されているこの委託事業を今後も継続していくよう」求めました。 理事者は経費節減を理由に入札により事業者を決定する検討をしているとの意向を示し、これに対して競争原理でやれば、現在の高齢者の仕事を奪うことになる。社会政策的な観点からの施策を継続すべきと論戦しました。 「高齢者はハローワークに行っても仕事を確保することはできない。この高齢者の仕事を政策的に確保するのが市の責務であるはず。これは生活保護からの自立。就労支援にもなるはずで、市はその関連性をしっかりみるべきだ」と同市議は訴えています。 小中学校施設整備・修繕費の増額を! PTA連合会からは、毎年、修繕要望箇所を取りまとめて「市議会議長あてに」陳情書が提出されるが… 岡野市議は「教育課程が適正に実施できないので鉄棒の設置を」「黒板の改善を」「窓が開閉できるように」「トイレの修繕を」など小中学校やPTAからだされている要望をとりあげ、修繕費を増額して要望に応えられるよう求めました。 小学校では362件の要望がありましたが27件しか対応できていませんでした。 中学校では216件の要望がありましたが22件しか対応できていませんでした。 小学校は7%、中学校は10%の実現率で異常な状況が続いています。
by okanonagatoshi
| 2012-10-17 12:51
| ● 議会報告
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