人気ブログランキング | 話題のタグを見る
尾道市議会議員 岡野長寿
nagatoshi.exblog.jp
カテゴリ
自己紹介
岡野 長寿

おかの ながとし

  • 1958年(S33)1月5日生まれ、現在53歳。

  • 田熊幼稚園、田熊小学校・中学校、因島高校を経て、明治大学法学部卒業。

  • 因島市議会議員3期
    (97~06年)

  • 尾道市議会議員3期
    (06年2月6日から)

  • 日本共産党の議員として活動中。

  • 「憲法を暮らしに生かす」が信条。

  • 趣味は野球、ゴルフ

  • 生活相談所を開設。岡野パンから徒歩3分
住所:尾道市因島田熊町229-1
電話:0845-22-2596
携帯:090-2095-5792

メールフォームのフォームズ
検索
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
田熊小学校を残してください!
田熊小学校を残してください!-「存続させる会」が要望活動-

「児童の安全」は二の次、「地域との連携」は口先だけ?

「尾道市立田熊小学校を存続させる会」(岡野信亮代表)は、5月21日、尾道市教育委員会を訪問、半田教育長に「想い」を伝え、尾道市議会では檀上正光議長に「尾道市立田熊小学校を存続させ、旧田熊中学校への移転を願う陳情書」を手渡しました。

 尾道市の小中学校再編計画によると、田熊小は2014年4月に廃止され、土生小、三庄小と統合する計画となっていますが、今回の要望活動はその見直しを迫るものとなっています。 「陳情書」では、「田熊小学校の児童数は市内31校中15校めであり、将来も児童数は確保できる見通しであること、60%の保護者が統合に反対」していること、「少人数のクラス」「学校」は「教師がすべての児童に目が行き届く」こと、それでこそ基礎学力を身につけられること、また「学校と保護者と地域が連携して子育てをすることが大切」で、それができるのが児童が歩いて通える現在の規模の学校であることなどを訴えています。 

 今、尾道市教育委員会は「1中学校区に1小学校」という基準を押し通そうとしていますが、これではほとんどの町で地域と小学校との連携が断ち切られることになり、「陳情書」がするどく指摘するように、教育委員会が掲げる「地域との連携」の言葉は口先だけで、「陳情書」が言うように、「尾道市の『小中学校再編計画』では尾道(御調、向島、因島、尾道旧市内)においての特色、地域性がみられず、どのような学校を創りたいのか全くわかりません」と言われてもしかたのない状況となっています。

 また「陳情書」では、「平成22年4月に開校の因島南中学校では、未だ通学路の整備がされておらず、交通事故が多発しています」と教育委員会が学校数のつじつま合わせにのみ汲々として、児童の安全のことなど二の次になっていることを指摘しています。

 最後に、この陳情書にはPTA会長経験者に加えて、田熊町在住の元因島市長や世界的に活躍する地元企業の重役などが名を連ねていることからわかるように、地域住民の田熊小を愛する熱い思いが述べられているのもこの陳情書の特徴です。

 「陳情書」は2007年の因南学園構想が住民の反対で頓挫した際に教育委員会が、小学校の統合は『今一度立ち止まって十分に考察し、時間をかけて地域全体で受容できるよう努力することとします』と答えたにもかかわらず、地域との十分な議論もないままに計画を進めようとする姿勢に不信をいだきつつ、「学校と町は一体のものであり、それぞれ独自の文化と教育環境が醸成されています。生まれ育った町の小学校へ通えることが子どもたちの心の安定につながります」「学校は地域の人の心のよりどころです。子どもたちの元気な声や姿なくして町に活力は生まれません」と述べ田熊の人々が愛する田熊小の存続を訴えています。
by okanonagatoshi | 2012-06-05 10:10 | ● 議会報告