カテゴリ
自己紹介
検索
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
教科書(中学社会・公民)を変更するなら、市民にキチンと理由を説明せよ!岡野長寿市議が抗議!
2011年 09月 17日
「だんまり」はだめ!
9月16日午前10時から行われた文教委員会で岡野長寿市議は、これまで使用されていた東京書籍版の「新しい社会公民」に変わって、育鵬社版「新しいみんなの公民」が採択された問題をとりあげ、秘密会で決め、その理由を言わない教育委員会の姿勢をきびしく批判しました。 どの教育委員が選定委員会をひっくり返したの? 教科書採択は、11人の選定委員会(校長・教頭、PTA会長、学識経験者などで構成)で科目ごとに1番、2番、3番以下と決められ、その中から最終的に教育委員会議で決められることになっていますが、今回は1番、2番の中からでなく、3番以下から選ばれたことから、岡野市議は、その理由を質したのに対し、理事者は理由についてはダンマリを決め込みました。 "人の道〝に反する 「選定委員会は4月28日から8月31日まで活動しており、この選定委員会の判断と異なる決定をするのなら、選定委員にはその理由を説明すべきで、それもしないというのは、人の道にはずれませんか」と質しても、ダンマリの態度でした。 あの戦争は「アジア解放」の戦争???(世界には通用しない) 「今回の教科書採択について、多くの抗議や疑問が投げかけられるのは、『つくる会』系教科書が過去の戦争をアジア開放の戦争だったと美化する運動体がつくったもので、このような教科書を採択することは、戦後社会の出発点を掘り崩す危険を多くの人が感じているからであり、そのことについて理由も言わないというのであれば、市民の教育委員会に対する信頼が崩壊するではありませんか」と岡野市議が抗議すると傍聴席から共感の声が寄せられました。 いまだに「原発安全神話」論? 続いて、岡野市議は「つくる会」系教科書が、原発に関する記述でも安全神話を前提にした推進論に偏っていること、天皇主権の明治憲法を礼賛し、現憲法改正論を前面に押し出していることなど、まるで戦前の国定教科書のようになっている問題点を指摘し、この点をどう考えているか質しましたが、この点についても、教育委員は答弁不能、「ダンマリ」を決め込みました。 教育委員の独断専行、議会軽視! 今回の委員会には文教委員長の配慮で教科書採択に「関与」した教育委員長も出席しましたが、委員の質問には答えず、逆に委員に質問をしようとして委員長に注意されるなど、全体として教育委員の独断専行の姿勢があらわになりました。 党議員団が出した公開質問状にいつ回答するのかという質問にもまともにこたえようとしないのは、議会軽視と言われてもしかたがないのではないでしょうか。
by okanonagatoshi
| 2011-09-17 10:03
| ● 議会報告
|